AIカメラ活用ドットコム

工場・倉庫にAIカメラを導入するメリット

2022-10-21 10:41 By おさかなosakana

工場・倉庫における課題

1.窃盗事件の増加

工場・倉庫内には、金属や銅・工具など、高値で取引されるものが多く置いてあることから、窃盗被害が多発しています。特に工具は、年式の古いものでも狙われる恐れがあります。


これは外部の人間だけではなく、見落としがちな内部犯行にも注意が必要です。


普段から倉庫を出入りしている社員・元社員の場合、材料の保管場所をあらかじめ把握しているため、犯行に及びやすいといえます。

2.人身事故の発生

工場・倉庫内では多くの荷物がやり取りされています。中にはダンボールが天井付近まで高く積まれていたり機械の上に置かれていたり事故発生のリスクが潜んでいます。


特に大型機器を扱う場合や、高所で作業する場合は注意が必要です。

3.人手不足

少子高齢化による労働力人口の減少に加え、技能人材の不足から「人手不足」が問題となっています。


また工場は比較的、土地の価格が安い地域に建てられることが多く、東京への一挙集中が進む中で若者が集まりづらいというデメリットがあります。



参考:経済産業省「2021年版ものづくり白書

AIカメラ導入のメリット

1.防犯対策の強化

AIカメラを導入するメリットの1つ目は、「防犯対策の強化」に繋がる点です。


窃盗や事故防止はもちろん、不審者対策・夜間の見回りなどをAIカメラに一任することで、警備員の人員削減も可能です。


またAIカメラの場合「行動パターン」も認知できます。そのため、倉庫内に侵入しようとする人物や、怪しい動きをする人物はいないかなどもチェック可能です。

2.工場内での「人探し」が容易に

AIカメラを導入するメリットの2つ目は、工場内での「人探し」が容易になる点です。


一般的な防犯カメラと違い、AIカメラは「個人の特定」が可能です。そのため、広い工場内で、管理者やリーダー、スタッフをすぐに見つけられます。


また本社から倉庫内の様子が見られるようになれば、担当者への連絡もスムーズです。


誰がどこで何をしているかがわかることで、窃盗犯罪・事故防止不法侵入者の特定などの効果が得られます。倉庫内の安全面も向上します。

3.作業・在庫管理がラクに!

AIカメラを導入するメリットの3つ目は、「作業・在庫管理」がラクになる点です。

例えば、AIカメラにラベルを学習させ、パレットに貼られたラベル数をカウントさせることで、在庫数を正確に把握します。


一般的なカメラと違う点は、需要予測が可能という点です。
AIカメラの場合、どのくらい生産されて出荷・廃棄されたのか、データとして記録するだけではなく、
今後の発注についても考えられます。



参考:物流ニュースのLNEWS「物流管理部門スタッフがAIでECの出荷量予測

AIカメラは、防犯としての役割だけでなく「安全管理・品質管理」にも役立ちます。

参考:物流ニュースのLNEWS「スマホカメラで商品判別、倉庫向けAI画像認識サービス


以上、工場・倉庫における「AIカメラ」導入のメリットについて知りたい方の参考になれば幸いです!