ウイルス対策「検温」の課題
検温の課題1つ目は、「自己申告制」の健康チェックが実施されている点です。
コロナウイルス感染症の拡大に伴い、オフィスや商業施設・学校など、様々な場面で「体温を測定」する機会が増えました。一方で、虚偽申告のトラブルなども発生しています。
従業員やスタッフが自宅で検温する場合、全ての人の体温を正確に把握できないことが課題となっています。
検温の課題2つ目は、検温データが「紙で記録・管理」されている点です。紙の場合、膨大な量になるため管理が行き届かず、紛失のリスクもあります。
また「過去のデータ」を参照する場合も、時間と手間がかかります。
検温の課題3つ目は、「ハンディ検温器の使い回し」です。ハンディ検温器は、手を使う上、他の人と共有することから、検温スタッフの感染リスクが高くなります。
また、計測に時間がかかる点もデメリットです。
「AIカメラ」顔認証+検温システムの特徴
AIカメラを使用した場合、「マスクを着用したまま」でも検温が可能です。
AIには「顔認証システム」が搭載されています。近年では「頭の形」から個人を特定する技術も用いられているため、マスクや眼鏡・帽子などを着用していても測定可能です。
AIカメラを使用した場合、「体温を自動記録」できます。AIは「個人の識別」ができるため、1人1人の体温と計測日時・推移などを、正確に記録可能です。
過去のデータ参照もスムーズで、万が一感染者が発生した場合も素早く対応できます。
また、測定結果がそのまま記録されるため、虚偽申告のトラブル防止や体調の変化に気が付くきっかけになります。
AIカメラを使用した場合「非接触検温」が可能です。ハンディ検温器とは違い、出入り口に設置すれば、カメラの前に立つだけで体温を測定できます。
スタッフの手間も軽減され、計測時間の短縮に繋がります。
また、AIカメラは怪しい人物・不審者も検知できるため、「防犯カメラ」として活用できる点もメリットです。
AIカメラを使用した場合「外部システムとの連携」が可能です。
一般的な体温計は、インターネットに接続されていないものがほとんどで、勤怠管理や記録したデータの転送は不可能でした。
しかし、AIカメラなら「検温以外のシステム」も同時に使用可能です。
例えば、タイムカードを押さなくても出勤・退勤時刻を記録できたり、発熱などの症状がある方が入室しようとすると、扉にロックをかけたり出来ます。
AIカメラ「検温システム」導入事例
参考:ソフトバンク株式会社「AI検温ソリューションをイオンモールへ納入」
参考:ITmedia NEWS「TOHOシネマズにソフトバンクのAI検温システム導入」
参考:社会福祉法人 郁慈会「AI自動検温機を導入しました」
以上、顔認証+体温測定できる「AIカメラ」の仕組みについて知りたい方の参考になれば幸いです!