AIカメラで検温するメリット
AIカメラのメリット1つ目は、「マスクをしたまま検温」が可能な点です。
これは「AI顔認識システム」×「赤外線カメラ」を使用することで実現可能となっており、スピーディーかつ安全に測定できます。
毎回マスクを外す必要がないので、感染症リスクも軽減します。
AIカメラのメリット2つ目は、「入退室管理」が可能です。
AIカメラの場合、データを元に「個人を識別」でき、誰が検温したのかを把握できます。これを活用して、検温と同時に入退室管理が可能です。
例えば、予め従業員のデータを設定しておき、オフィスの入り口などに設置すると、勤怠管理・出欠確認がスムーズに行えます。
AIカメラのメリット3つ目は、検温スタッフの「人員削減」です。
AIが自動で検温・記録してくれる為、入り口に人員を配置する必要がなく、昨今の人手不足にも効果的です。また人員削減に伴い、感染症リスクも低減します。
他にも、マスク着用しているか否かを判別する機能が付いている商品もあるので、自動化を進める上でも有用です。
AIカメラのメリット4つ目は、「アラート機能」が搭載されている点です。
体温を自己申告制にする場合、熱があるのにないと伝える「虚偽申告」のリスクがあります。しかし、AIカメラを用いれば「高熱をキャッチ」し、アラートでお知らせが可能です。
これにより、熱がある方の見落としを防げます。
AIカメラのメリット5つ目は、「検温履歴が残る」点です。
通常の体温計の場合「履歴データ」は残りませんが、AIカメラの場合はクラウド上などに「記録」されます。そのため、体調不良をいち早く検知できます。
体温の推移から、1人1人の平熱・いつ体調不良になったのかが明確になります。
また、建物内でクラスターが発生した場合でも、過去のデータを遡り「発生源」の特定が容易です。
参考:茨城新聞クロスアイ「茨城町、AI検温カメラ導入へ、全小中に2台ずつ」
参考:タウンニュース「AI検温機を試験設置、3日間で962人が利用」
AIカメラのデメリット
AIカメラのデメリット1つ目は、「コストがかかる」点です。
AIカメラは、まだまだ発展途上のため、現状「導入コスト」だけではなく「維持コスト」もかかります。実際にAIカメラを導入する前に、メリットを把握しておきましょう。
AIカメラのデメリット2つ目は、「利用者のプライバシー問題」です。
AIカメラは個人を識別できる一方、利用者のプライバシーが保護されづらいというデメリットがあります。データの漏洩などにも注意が必要です。
参考:日本経済新聞「AIカメラ、急速に普及 プライバシーの扱いが課題」
AIカメラのデメリット3つ目は、「体温の誤差が生じる」点です。
AIカメラに限ったことではありませんが、非接触型の体温計の場合、医療機器の認証を受けていないものも多く展開されています。これにより体温が正確に測れないことがあります。
外気に影響され、+-1℃ほどの誤差が出る恐れがあります。
参考:福井新聞「非接触式の温度計どれくらい正確?」
以上、非接触で検温ができる「AIカメラ」のメリット・デメリットについて知りたい方の、参考になれば幸いです!