24時間録画のメリット
24時間録画のメリット1つ目は、「撮り逃しがない」点です。
犯罪抑止だけではなく例えば、夜間作業中における従業員の安全面・事故防止にも役立ちます。警備が手薄な時間帯でも、原因特定がスムーズです。
常時録画しているため、その日に起こった出来事を全て記録できます。
24時間録画のメリット2つ目は、「映像証拠になる」点です。
例えば、お客様とのトラブルやクレーム対応など、現場にいないと判断が難しいものを、後から客観的に見直すことが可能です。犯罪が起きた場合は、犯人特定にも繋がります。
どこに原因があったのか、第三者が冷静に判断できます。
参考:産経新聞「防犯カメラの映像が証拠となった事例」
24時間録画のデメリット
24時間録画のデメリット1つ目は、「膨大なデータ量」です。
映像を撮影し続けるとSDカードの保存容量が圧迫され、結果としてSDカードの消耗にも繋がります。
またプライバシー保護の問題から、映像データの管理も課題となっています。
24時間録画のデメリット2つ目は、「バッテリーの劣化」を早めてしまう点です。
防犯カメラを休まず稼働し続けると、バッテリーの消耗が激しいため、本体自体の劣化を早めてしまう恐れがあります。1万円〜5万円ほど、交換コストも掛かります。
なるべく電池容量「Ah(アンペアアワー)」が大きいものを選択する、高温多湿の場所で保管しないなどの、対策を取りましょう。
24時間録画のデメリット3つ目は、「映像チェックに時間がかかる」点です。
長時間録画されていることから、発生時刻が不明確な情報にアクセスしたい場合は、映像チェックの手間を要します。
例えば、万引き犯を映像から見つけ出す場合、全ての映像を流して見なければならず、時間がかかります。
AIカメラは、人がいる時のみ撮影可能
これらのデメリットを解消するには、「AIカメラ」を用いると良いでしょう。
従来の防犯カメラとは違い、AIカメラには「動体検知」という機能が搭載されています。そのため、人がいるときのみ撮影することが可能で、メモリ容量を大幅に削減できます。
結果として、24時間録画せずに効率よく撮影できます。
特に、閑静な住宅街や人通りが少ない地域ではメリットが大きく、同時に不審人物の検知としても役立ちます。映像チェックにかかる時間も、短縮可能です。
参考:Yahoo!ニュース「「さい銭泥棒」をAIカメラが検知 LINEで知らせます」
誤検知のリスクも
一方で、AIカメラは誤検知・撮り逃しのリスクもあります。例えば、物体を人だと判断してしまったり、人がいるにもかかわらず悪天候により検知できなかったりします。
駅前や大型商業施設など「常に人が行き交う場所」では、メリットを得づらいですが、AIカメラには他にも「人数カウント」や「入退室管理」「検温」など、様々な機能が使用できます。
撮影環境を踏まえた上で、最適な防犯カメラを選択しましょう。
参考:Yahoo!ニュース「AIの顔認識で誤認逮捕される」
以上、防犯カメラで24時間録画するメリット・デメリットについて知りたい方の、参考になれば幸いです!