防犯カメラの「画素数」とは?
防犯カメラにおける「画素数」とは、映像の中で「画素(ピクセル)」と呼ばれるマス目がどのくらいの数あるかという値のことです。
画素数が多いほど画質が良く、細部まできれいに撮影できます。
参考:しまうまプリント「写真の「画素」って何?画素数についても解説」
それぞれの画素数の特徴
1.データ量を少なくしたい時に!41万画素
41万画素とは、テレビが地デジ化する前の「アナログテレビの画素数」のことです。
主に2015年以前に販売されたモデルが多くあり、比較的安価で入手できますが、映像はかなり粗いと感じるでしょう。顔の識別が必要な場面には、適しません。
一方、画質が粗い分「データ量」をそれほど必要としないので、録画データを削減できるというメリットがあります。
2.価格を安く抑えたい時は!100万画素
100万画素とは「ハイビジョン(HD)」と、ほぼ同等の画質です。
主に2016年〜2017年に販売されていたモデルで、現在はあまり販売されておらず、主に「人の移動・出入り」などを撮影する場合に用いられます。
映像を拡大すると、若干粗さが目立ちます。価格を安く抑えたい場合におすすめです。
参考:BIGLOBEニュース「防犯カメラにも最適!一辺わずか2cmの超小型カメラ」
3.迷ったらこれ!200万〜400万画素
200万〜400万画素は、最もよく使用されている画素数です。
画質は、テレビでいうところの「フルハイビジョン(フルHD)」で、拡大縮小しても顔や、文字・数字も識別ができます。この辺りから、映像の粗さが肉眼ではわからないほどになります。
どれを選べば良いのかわからない…という方は300万画素を選ぶと、まず間違いありません。
企業や福祉施設・工場など、複数台設置したい場合にもおすすめです。
参考:PR TIMES「2K超高画質防犯カメラB2」
4.画質と価格のバランス重視なら!500万〜600万画素
500万〜600万画素は、どこまで性能を求めるかという点を明確にして機器を選択すると良いでしょう。この辺りは、比較的「高画質」な製品が多くなります。
画素数は高ければ高いほど良いですが、その分コストも掛かるため、設置環境や予算との兼ね合いを図りつつ、選択すると良いでしょう。
1台の高性能カメラで、広範囲を撮影したい場合などにおすすめです。
5.細部までくっきり見える!800万画素以上
800万画素レベルになると、いわゆる「4K解像度」といって、細部までくっきりと撮影が可能になります。昨今では、大型テレビにも導入されています。
インターネットに接続できる「ネットワークカメラ」を導入したい場合や、予算に余裕がある場合におすすめです。
参考:AV Watch「4K対応の人感センサー防犯カメラ。電池式で野生動物の観察も」
以上、防犯カメラの「画素数」と「画質」について知りたい方の、参考になれば幸いです!